モロッコでの生活、ほんで商売?


by keibunkin

R82車のアクシデント奮闘記(1)

さて、これはかなり昔々の話です。
去年(2009年)の7月、
貸したレンタカーがエッサウェラで事故にあいました。
お客さんが信号待ちをしていたときに、後ろから別の車にブツケラレタのです。
お客様は借りる時に保険の加入をされなかったので、
私どもは修理費用として10000Dhをお客様からいただきました。

モロッコ君がエッサウェッラに行き、警察に事故の届け出をだし、保険会社に事故の届け出を出し、
弁護士、役所、あちらこちらと約2ヶ月間たらい回しにされ、ようやく事故車をマラケッシュの修理会社におさめ、
保管会社からの修理費用を処理されるもとずっと首を長くしてまっているのです。

現在2010年の2月、いまだに首を長くして待っており、このまま私の首は天までとどくのではないかと思います。

そんなはずがない!
私には所詮そんな長い首も忍耐のニンの字ももってないのよ!

先々週(2週間前)にマラケッシュのチューリッヒ(ZURICH)保険会社に言ってきました。
ここは保険会社かと思われるような、普通のアパートの1室に机3つと今にも崩れそうな本棚があるだけの事務所です。

ここで私の窓口となって応対してくれるが、サロワ。
彼女は英語が少し話せます。

「サロワ、どうなってるの?私はもう待ちこがれて、死にそうだわ。一体何時になったら、保険会社からお金をおりるのかしら? 全ての書類はとっくの昔に提出しているし、車だってもう修理が終ってレンタルを始めたのよ。」

「わかってるわ。後1週間したら全てが終るのよ。車の検察官が請求書を確認したら、それだけよ。それから直ぐに小切手であなたの会社に支払うわ。本当よ。」

「サロワ、そんな話、もう半年も前から毎回同じ事を聞かされているのよ。一体どうなってるの?検察官は何時になったら書類をだしてくれるの?」

「本当にもうすぐよ。」

「信じていいのね?だったら1週間したらまたここに来るから、それまでに絶対書類を用意しておいてね?」

といって、私はワルザザートに帰った。

もちろん、サロワが言った話なんて絶対信用しないわ。モロッコの人って本当に目の前にじっと見張っておかないと全く仕事なんてしないんだから。

私はワルザザートに帰って、2日に一度はサロワに電話をしたわ。
(私が直接電話をせずに、私のスタッフに電話をしてもらっての。アラビア語で)
もちろん、サロワには私はワルザザートに帰ったと言わなかった。
ずっとマラケッシュで待っているということにしたのよ。

「書類はできているの? 約束は今日でしょう?」

「検察官が捕まらないのよ。」
「検察官が後3日かかるっていうわ。」
「金曜日にできるわ。」
「月曜日までまって。」
「オフィスに来て。火曜日の朝10時までに書類は届くわ。」

私はワルザザートからバスに乗って片道5時間もかけて、またマラケッシュに戻って来たの。
そして、もう一度スタッフにサロワに電話をさせて、必ず書類ができている様、念おししてもらったの。

その日はマラケッシュは雨と大風でパインツリーの葉っぱが大揺れに揺れていた。
チューリッヒ保険のオフィスに到着すると、窓がガタガタを大声をだしていた。

「サロワ、書類をちょうだい。私は書類を今あなたから貰って、直ぐにカサブランカにいくのよ。」
「書類はまだないのよ。説明をさせて。」

「あなた、書類は用意できているって、言ったじゃない。私は説明なんか、いらないのよ。
書類だけがほしいの。」

書類がほしいの!とわめきたくなったわ。
でも私はここでは人間として振る舞わないといけないと理性が教えてくれた。
でもここにいると人間を忘れて猛獣になってやって、ここにある潰れそうな本箱や、埃だらけのコンピュータや、
ぐちゃぐちゃに散らばった書類を全てを蹴散らしてやりたいと思うの。

(続く)
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by keibunkin | 2010-02-18 00:09 | モロッコ