モロッコでの生活、ほんで商売?


by keibunkin

モロッコでナショナルジオグラフィック?

マキちゃん、モロッコ君とレストランでご飯を食べに行ったときの事。
隣のテーブルに5−6人のグループが座りはった。一人は黒人。
愛想のいいモロッコ君は誰にでも声をかける気質。案の定、ペラペラとフランス語で話し始めた。
彼はカメロン人だ。モロッコシネマ(映画を撮影するところ。別名モリウッド)でテレビの撮影に来ているそうだ。

私とマキちゃんは横でその会話を聞いていた。

番組の名前はナショナルグラフィック。モロッコ君は私に「ナショナルグラフィック」って知ってる?と聞いてきた。ナショナルグラフィックって、あーた、有名よ。アメリカンアイドルなんかとは違う内容の濃い教育番組なんだから、と説明したけど、あんまりモロッコ君には理解できなったみたい。

でそのカメロンから来た人が英語に切り替えてマキちゃんと私達を会話にいれてくれた。聞くと人間の進化について番組を作ってるそうだ。

で、私達にテレビにでないかと声をかけてきた。マキちゃんと私は、その人間の最初の人種に似ていると。

それって、原始人?

2人とも爆笑。モロッコ人よりも私達のほうが原始人に似てるの?
それって、お世辞にとっていいのか、侮辱にとっていいのか微妙やん。

でも毎日暇をしている私達、もちろんエキストラとして原始人になる誘いにバリバリ乗り気になったのだ。

連絡先を残して返事を待つ事になった。

2日たった。
翌日はマキちゃんがロンドンに帰る日だった。もし原始人になるんだったら日にちを延ばすと言っていたんだけど、残念ながらカメルーンの彼から連絡がなかった。

マキちゃんが帰ってから2日後、なんとカメールンの彼から連絡があり、翌日撮影されることが決まったのだ。
残念な、マキちゃん。原始人になれるチャンスを逃してしまった。

かくて私は原始人に扮してかの有名なナショナルジオグラフィックに出演することになった。

午後3時に近くのホテルで集合し、そこからバンで約10分行った所のワルザザートシネマスタジオに移動。入り口は立派だけど、中は全然たいしたことがないスタジオ。
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まずは衣装のフィッティング。あるのは羊の皮とウサギの皮。だけ?
羊の皮を前後ろに合わせ、脚に巻き、縫い糸が見えないように張り合わせる。
原始人かと思いきや、私の扮装するのはなんとエスキモー人だった。
私の他にもたくさんモロッコ人が見ると少し違う動物の皮を使っている。
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なんと、アジア系、アフリカン系、アメリカン系とエスキモーと別れていて、今回の撮影は民族大移動といった各人種が豊地を求めてさまようシーンを撮るらしい。

よく見ると彼らモロッコ人が扮する昔の人はむっちゃええ感じで味がでている。まるで本物みたいだ。髪はボロボロ、歯はボロボロ、皮膚はボロボロ、なるほどナショナルジオグラフィックがわざわざここモロッコを選んで撮影に来た訳がわかるような気がする。
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撮影は夜11時まで続き、度重なる停電のお陰で途中で終了となった。監督さんは困った顔をしていたがスタッフと我々エキストラの人はやっと帰れるともちろん喜んでいた。

1日働いてなんと500ディラン(500香港ドル)貰った。

モロッコにいて初めてのギャラや。
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by keibunkin | 2008-12-08 15:39 | モロッコ