モロッコでの生活、ほんで商売?


by keibunkin

モロッコでカバン無くす? (1)

こりゃあかん。またもや鞄をなくしてもうた。
まだ営業許可書がもらえなく、待つ毎日にやきもきしてる時に鞄をなくしてしまうなんて、あーあ、頭にカウンターパンチをくらった気分や。

事の起こりはモロッコ君とラバットに許可書申請書を出しに行った時の事。

バスに揺られること10時間。遠路はるばるワルザザートからモロッコの首都ラバットにやってきた。バスが着いたのは朝の8時。

ちゃんと交通局と金曜日朝一番にアポを入れたというモロッコ君、確認の為にもう一度電話を入れる。すると今忙しいから交通局の門の前で待っおとけ?

なんで中に入られへんねん?と思うのですが、いちいち質問すると時間より質問事項が多くなる故、ある程度質問したい気分をおさえ、楽観的観測気分にモードチェンジ。手荷物(紅いボストンバック)とリョックサックをかかえ、言われた通り待ちまっせ。

そやけど1時間も玄関前で待っている。何度かモロッコ君がその交通局のお偉方とやらと電話で何時に来るのか催促しているのだが「向かっている最中」と返ってくるだけで、何時に到着するのか時間をフィックスしてくれない。こいつら、まだ出社もしてへんおかよ。それならそうと言え。

玄関前といってもベンチも待合所も何もない。地べたに座っている私のケツがだんだん痺れて来たやないの。

「あほらしい!モロッコのお役人は待ち合わせもできひんのかあ。そやから仕事ができひんねん」と呆れ返って私は思わず道路の真ん中で分刷り返って寝てやろうかと思った。

モロッコ君は「僕たちはお願いに着ている身分なんだから、頼むからそんなことは辞めてくれ。ぼくなら2時間でも3時間でもここで待つ事はなんとも思わないよ。」とまた寝ぼけたことを言うてはる。

「ええかげんにせえ。来るかもどうかもわからんのにこんな所でアホみたいに待っとけるかあ。」と拗ねまくる私。こんな時の為に持って来た文庫書も開いて読んでは見たがイライラして全然内容が頭に入らない。

モロッコ君はそこに停まっている車(大型バン)の人と知り合いになったのか、車の中で優雅に音楽を聴きながら世間話でもしている。

あかん、こいつら長居をするつもりや。モロッコ君に「役人に役所に着いたら電話してこいと言え。それか12時にまた来ると言え。」と真剣に頭に来ている私。

モロッコ君、「まあまあ、そんなにおこらんと。車の中で座って待っときい。」と全然待つ事を気にしていない様子。

あほか!車の中で待ってられるか!と車の横に立っているモロッコ君の所に歩いて行くと停まっているバンのサイドドアが開いているので中が見える。見ると、新しい車で結構お値段の高そうな車。さっきまでの意志とは反対に好奇心を期した脚がおもわず「サラマリコーン」と中に入って行った。なかには小柄なおじさんが1人。目を細めて「おいでやーす(アリコンサラーム)」と迎えてくれた。

聞くとこの人も私達同様ワルザザートとから着ているそうな。ハンコ一つ貰う為にかれこれ3日間もここで待機している。

3日間も?

そのため 長期滞在にも対処できる様大型バンで着はって寝るのも食べるのも準備万端。今日金曜日にもしハンコが貰われへんかったら月曜日までもちろん待つし、ハンコが貰えるまで家に帰らへんそうな。

なんやそれ。気の長い国民やな。ここの政治は間違ってるでえ。
市民のことをなんや思てんねん。腐った官僚、腐った役人。
そやからいつまでたっても国が進歩せえへんねんやんけ。ぼけ!

ラッキーにもその小柄なバンに乗っていた男の人は英語ができたので、私達は互いの愚痴をたらたら語り合うことができた。おかげで少しはうっぷんが晴れたし時間が経つのが早く思えた。
車の中で20分ぐらいした所(実際は30分あったのかもしれない)、モロッコ君からGOサイン。役人がやっと到着したという。走って官舎の中に行こうとするモッロコ君。私に急げと催促する。「あほくさ、こんなに待たされて今更なんで急がなあかんねん。」とまだふて腐れている私。カタツムリのようにのろのろと歩いてやるねん。


続く。
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by keibunkin | 2009-01-12 05:52 | モロッコ