モロッコでの生活、ほんで商売?


by keibunkin

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さて、モロッコでレンタカー会社を作る事になった。
リヤド(ホテル)ビジネスより安く投資ができるという安易な発想、とりあえずやってみようじゃないの。

まずは会社名を考えてみる。

私としてはなんか強い名前がよく、イメージは車やからスピード感、躍動感、エネルギッシュ、インパクト、若さ、シンプル、ファッショナブル、ポップ、国際的と色々考えてみた。

もちろん現地のモロッコの人達に色々ヒアリングもしてみた。
みんな好き勝手な名前を考えてくれて、とりあえず30ぐらい挙がった候補の中で3つ絞ることにし、その3つを会計会社にもっていった。
その3つが、
1)Cactus(つまりサボテン。砂漠に雑草のようにたくましく育つプラント。棘があって凄まじい感じがする)
2)Wama(モロッコ人が大好きなお母さんに会うとまず口にする言葉が「ワーマー」。意味は尊敬するお母さんでとっても良いフレーズらしい)
3)Machi(アラブ語で「歩く」。ベルベル語で「あっちいけ」。もちろん私達はベルベル語の意味に方を取った)

で、会計会社に登録済みかどうか検索してもらい、最後に決まったのが
Machi!

発音はマッシ。

もっとマシな名前が良かったかな。
マーシかたがない。
こっちのマシンのほうが、マシ。

などなど、まあ覚えやすいということでよろしく。

Machi Rent-a-car
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by keibunkin | 2008-09-28 23:34 | モロッコ

モロッコの鼻くそ

モロッコの鼻くそ

モロッコの気候は乾燥している。砂漠があるから当たり前か。でも香港から来た私からすると乾燥気候は困ったもんだ。

まず、鼻くそが溜まる。鼻の中を奇麗に何度も水で洗っても、少しすると鼻くそがカラカラになって鼻の穴のなかで固まっている。何回も洗っているせいか赤い血みたいなのが出てくる事もある。洗い過ぎが原因か?鼻の中があまりにも乾燥しすぎてひび割れているのか?どっちにしてもたまったもんじゃんない。

気づくとモロッコ君もしょっちゅう鼻くそをほじくっている。

モロッコでは会う事に握手をするしきたり。
その手で挨拶する事に握手されるとたまったもんではない。

モロッコ君が鼻くそをほじくる度に私は「キャー、やめてー」と怪訝な顔をする。
こんなに乾燥しているモロッコの気候、鼻がムズムズするのも判る気がするが、それでもやっぱりやめてほしい。

アフリカ人の鼻のアナが大きいのは鼻をほじくり過ぎの性なのか?とふと考えたりもする。だったら、私も鼻のほじくり過ぎに気をつけないと。アフリカ帰りで鼻のアナがドーナツのようになってしまっていたらたまったもんじゃない。
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by keibunkin | 2008-09-26 18:50 | モロッコ

いなくなったリンダ

リンダは朝オフィスに行く道の途中に寝転んでいる犬のこと。
最初はリンダっていう名前か知らなかったが、ある日タクシーから降りた男の子が私に「この犬は僕の犬でリンダっていうんだ。リンダに予防接種を打つ為にマラケッシュに行きたいんだ。だから100DH出してくれないか?」と言われた。犬は確かに愛想良く彼にしっぽを振っていたが、彼の身なりからお金は持っていそうにに見えたから100DH払うのは断った。

最初は私を見ると怖がっていた。どうやら人間が怖いんやと思う。ここでは犬は犬以下の扱いで、子供達には石を投げられ、ハエ100匹は常に一緒で、毎日ゴミをあさって生きている。でもリンダは毎回食べ残しの肉の骨を与える度に、だんだん私に慣れてきた。

リンダは20キロぐらいある犬で長い黒毛に少し茶色が混ざっていた。賢そうな犬で、遠くから私が口笛を吹くと、耳をぴくっとたてて、嬉しそうに私によってくる。

リンダに骨を上げようとだいたいは食べ残しの肉の骨を私は鞄に入れてるのだが、ここ最近リンダを見なかった。

何処にいったんやろうと思ってたころ、タクシーに乗って橋を走ってた時。川の横で犬の死体を見た。
大きな黒い犬で、死後硬直して脚が立っていた。

「犬が死んでる。」って言ったら、モロッコ君が「あれは君の犬だよ。もう一昨日からあそこにいる。」って言った。

なんぼなんでも、かわいそすぎる。なんでリンダが死ぬねん。車に引かれたんやわ。ひき逃げや。悲しいよりもごっつい腹が立ってきて、私はもうモロッコが嫌いになった。
犬を大事にしいひんモロッコ人が最低に思えた。

帰りの道、橋を渡って戻ってきた時、私はどうしてもリンダかどうか確かめたく、車を泊めてもらった。

近くに行ってみた。でも3mぐらい近くしか行く事が出来なかった。よく見ると、リンダより毛が短いし、身体がガッチリ太っている。リンダじゃないみたいや。そう思うと、ちょっとは気分がマシになった。いや大分マシになった。

明日の朝はいつもの所にまた寝てるんとちゃうかな。

次の日も、その次の日もリンダを見ていない。いつもリンダと一緒にいる8ヶ月ぐらいの子犬とよぼよぼ白犬も見ていない。みんな何処にいってしまったんやろう。

次モロッコに帰ってきた時はきっとまたいつもの所におるんやろう。そんときは骨だけじゃなくて、贅沢に肉もつけてやろうっと。
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by keibunkin | 2008-09-24 09:23 | モロッコ

モロッコ殺人事件

モロッコ君の従兄弟が殺されたそうな。
「大変やん。急いで帰り。」と言った物の、私も一緒に彼の田舎に帰る事になった。
モロッコ君の免許が切れていて、レンタカーが運転できないとのこと。
私と一番弟子が連れ出されて片道3時間の道を運転することになった。

事の起こりは携帯電話らしい。
20歳前後の従兄弟がディスコに勤める若い男性から携帯電話を買ったがその電話の調子が悪く、返金を希望した所、喧嘩になり、ナイフでさされたそうな。

物騒というよりも、携帯一つで尊い命を落とすなんて、本当に不幸。

夜中に着いた私達3人はまず男の人が集まる家に挨拶に。
それから女の人が集まる家に行った。

初対面の私に皆さん優しく挨拶をしてくれたが、内心それどころではない筈。
場違いの私達はとりあえずその場を去りホテルに一泊することに。

死体は検査のため、警察に保管されているらしく、翌日に家族の元に届くらしい。本間に難儀や。同じこの世に生まれても育った国の違いで全然死に方が違ってくる。

普段はとっても愛想がよくて親切なモロッコ人なのに、しょうもない事で喧嘩をするなんて。
ほんま、大事にしてや、一個しかない命。
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by keibunkin | 2008-09-22 09:05 | モロッコ

HK$5000のウンチ

1日300ディランのホテル暮らしが高く付くのでアパートを借りる事になりました。香港みたいな不動産屋らしきものがないので、取りあえず口コミ作戦。会う人会う人に「家貸したい人知りませんか?」と聞いて行く。するといわゆる顔が広いおじさんが登場してきて色々物件を紹介してくれることになった。

アパートといっても2種類あって、古い土壁でできた一軒家もどきが月500−600ディラン、現代風コンクリートでできた3階建てのアパートが月1000ディラン。何れも1000sqf以上ある大きさ。家賃は超安い!

だけど「どれも住めない!」

壁も床もボロボロや。トイレもしゃがみトイレでその上にシャワーが付いているだけ。窓もボロボロで砂埃がドンドン中に入ってくる。窓がついてない部屋もある。古い家なんて、土壁で藁葺き天井や。蜘蛛もおればゴキブリもおる。まるで虫と一緒に暮らしてるみたいや。

奇麗好きの私にとって、ここを掃除するだけでも一週間以上はかかりそう。この間までマークの家に住んでいた私にとってこのギャップはでっかいちゅうねん。
その上、モロッコのおっさんはこんなボロボロの家を見せといて紹介料くれと抜かしやがる。
「ふざけんなあ!」

と、毎日カンカン状態。

結局モロッコ君の弟子の1人ザッカリア家に居候することになった。彼の家族は2階建ての家に住んでいて、一階が2世帯住めるようになっていて賃貸にだしている。
ちなみに、ザッカリア君は身長180cm、年齢二十歳そこそこの少女漫画に出てきそうな美少年。

リビング、ベッドルーム、キッチンとトイレがついて約500sqfの大きさ。ここもコンクリートブロックを積み上げた感じになっていて、全室コンクリート色。ちょっとした倉庫に住むみたいだけど、新しくまだ誰も住んでいないから私にとってはこれで十分。天井も高く3m以上はある。

しかしトイレはやっぱりモロッコ式やった。これじゃ落ち着いてウンチができないとトイレを自費で改装することに。家賃は月500ディランだったけど家を奇麗に改装するということで400ディランにしてもらった。

まずは水道工事屋さんを探してもらって見積もりを取ってもらう事に。トイレ、洗面台、ガス湯沸かし器、シャワー器具の他、水道管、下水道パイプ、セメント、金具、施工費用を含めしめてHK$5000になった。

この居候も今のオフィスと地下を仮装している間だけ。改装が終ったらオフィスの地下に寝どころを変える予定。なのでたぶん1ー2ヶ月しか居候しないでしょう。トイレの費用にHK$5000も払うんやったら月極でホテルにでも住めると思ったけど、まあ何事も経験ということで、モロッコのアパートを借りる事になりました。

そういえば、昔私の家も私が小学生の頃までは和式トイレであった。洋式トイレに変わり、何時しか洋式トイレでしかウンチが出来なくなってしまった私のおしり。今また和式トイレに戻ったら、きっとウンチがでるまで私の脚が痺れて麻痺してしまうんだろうなあと思う。

いらんこと考えるけど昔の老人はよく和式トイレで我慢できたもんだなあ? 和式トイレでしゃがむことによって脚が鍛えられるのであろうか?そうなると昔の人のほうが足腰が強かったのだろうか?
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by keibunkin | 2008-09-10 03:40 | モロッコ

満天の星

今日はオフィスの改装を手伝ってくれているおじさん(名前はしらない)の家で夜7時の朝食を呼ばれる事になった。
夜7時の朝食っていうのは、9月の月曜日からラマダンが始まって朝4時から夜7時まで水も食べ物も口にしてはならない事になっている。なので夜の7時が彼らの朝食となる。もちろん私は例外で、朝ご飯も昼ご飯もしっかり食べてその上ビールも飲んでいる。外国人の特権だ。相棒のモロッコ君も全然信仰心がない数少ない反ラマダンの1人。昼間は二人家に隠れてこそこそと食べている。彼が食べてる所を見られると嘘ではなく本当に牢屋行きになるらしい。
さて、買ったオフィスの大きさは約450sqf。玄関パティオが150sqfあって実質300sqf、それと別に地下450sqf付いている。 私達は1階をオフィスにして、地下をとりあえずの寝床にすることに決めた。地下といっても天井が2mしかないので床のコンクリートを剥がし40cm掘って天井を高くする事に。それとなくてはならないトイレシャワーも設置することにした。トイレを付けるとなると下水道を繋げなくてはいけない。トイレが地下にあって政府の下水道管だと位置が高すぎるのでなんと井戸を掘る事になった。
「井戸?」
肥だめじゃないけど、3mの井戸を掘ってここに汚水を流し込むというのだ。ここではそんなの普通なんだって。
工事費用についてモロッコ君と2人、業者や知り合いの人に値段を聞いて回った。外国人の私を見てみんな結構な値段を吹っかけてくる。15000ディラン、13000ディラン。中に1人むっちゃ安い値段をくれたのがこのおじさんだ。地下400sqfの床を40cm掘るのと井戸を掘るので6日間、費用は1500ディランと来たもんだ。(1ディラン=1HK$)
おじさんの見かけを説明すると色濃い顔に深い皺、身長160cmぐらいの身の丈に、元の色が何色だったのかわからない色褪せた埃っぽいシャツとパンツを履いて、ボサボサ頭に野球帽、年齢はたぶん50歳ぐらい。一瞬見てすぐ判るバリバリのブルーカラー労働者だ。
設計図なんて絶対ないし、本間に任して大丈夫かと心配になったが、過去に数えきれないほど井戸を掘った名人と聞いてとりあえずお願いする事にした。

翌日、おじさんはツルハシ1本と水筒を一本持ってきた。
ツルハシ一本?
道具はこれだけ?と目を丸くする私。「本間かいな?なんとでもやってくれ」と私も半分やけくそ。
そやけど、見る見るうちにツルハシ一本でコンクリートの床をガンガン潰していって、あっというまに砂の山を作っていった。
「すっげえー!」
翌日、助っ人も2人ほど連れてきた。見ると10代の子供二人。(後で聞くとこの二人はおじさんの息子らしい)6日間昼間は飲まず食わずで本当に床40cmと井戸を掘ってしまった。捨てた砂利ゴミはトラック6台分。見上げたもんだ。途中私も少しは手伝ったけど、1時間でクタクタ。ツルハシは重い、シャベルも重い、トンカチもむっちゃ重い。おかげで私の首は痛くて回らなくなった。
おじさんと子供達の勤労ぶりを見て、更に仕事をお願いする事にした。コンクリート敷きと壁作り。おじさんは壊すだけではなく作ることもできるという。
日当200、2人の瘤付きで一週間で1400ディランで雇う事になった。

そして今日、地下で一生懸命石を削っている私にクスクスを作るから今晩夜7時家に食べおいでと誘ってくれた。お言葉に甘えて材料は持参するのでその招待を受けることにした。

夕方モロッコ君と二人でおじさんの家に行ってきました。みんなお腹を空かせて待たせては悪いと6時45分に到着。おじさんの家はタブン通りから1キロ離れた丘の上にあって、コンクリートブロックを2m積み重ねた700sqfの土地に屋根付きの部屋が一つあった。中は見てないけどその中にキッチンとトイレがあると私は想像。中庭に、といっても屋根が付いていないから中庭に見えるのだが、毛布(絨毯?)が4枚ほど敷いていあった。私もモロッコ生活が長くなり、そこがダイニングルームと直ぐに察知できるようなった。靴を脱いでその毛布の上に座る。コンクリートブロックに背持たれると昼間の太陽の温もりがまだ感じられた。子供2人が小さな茶托を運んできて、次から次と飲み物や食べ物を運んでくれた。ファンタオレンジみたいな奇抜いオレンジ色のソーダ水が1.5Lペットボトル2本。破れたラベルと年季が入ったペットボトルの具合からすると、自家製オレンジシュースっぽかった。それからコーヒが入ったティーポット、砂糖入りミルクが入ったプラスティック製茶瓶、コップが4つお盆に乗って運んでこられ、お皿に乗ったオレンジとリンゴがやってきた。
すごいおもてなしだ。
その他にラマダンの習慣だと思われる甘い小麦粉を揚げたお菓子やナツメグが出てきて、チョコレート入りデニッシュパンと平たい丸パンがでてきた。私はメインのクスクスがたくさん食べれるように、控え見に少しづつを頂いた。
日が暮れてきて、辺りはだんだんと暗くなり星がちらほら輝き始めた。ミルクコーヒを3杯ぐらいお変わりした頃には、すっかり暗くなっていて、満天の星空の下私達は乾燥した暖かい風に吹かれてただボーット毛布の上で座っていた。
クスクスは何時になったらくるんだろう。
辺りはかなり暗くなってきてる。迎えに座っているおじさんの顔も暗くて殆ど見えなくなった。ここには電気がないみたいや。一向に電気を付ける気配がない。おじさんの家族は妻、娘1人、息子2人の5人家族。毎晩の電気がない生活を少し想像してみた。ろうそくは付けるのだろうか?
暫くして長男がガス灯の用意を始めた。たぶんこれがガス灯と言うんだろう。私は初めてみるからそれがガス灯と呼ぶのか判らない。
小さめのプロパンガスの上に細い曲がった鉄のパイプが白鳥の首みたいに付いてあって、その先になんか紙みたいなもんが巻いてあった。その紙みたいな奴にロウソクで火をつけた。紙はゆっくり燃え始めてやがて消えかけていて、それが灯りの役目をするのか私には全然訳が分からなかった。モロッコ君は「It will be a very nice light.」と言うが、私には燃えかすがパイプを通って爆発するんではないかと心配になった。
(余談になるが一昨日、買ったばかりのガスコンロにプロパンガスを付けて火を付けてもらったら、バーンと大きな音が鳴って、モロッコ君の腕の毛が全部燃えてしまった。)
長男が起用に鉄パイプの先にぶら下がった燃えた紙をロウソクで炙っている。するとだんだん本間に白く光が出てきた。近くまで行って見るとさっきの紙はなんか白い鉄の網に変わって見た所電球みたいになってきた。へえ、凄いもんやなあ。
風が吹くとガス灯が消えてしまうので、コンクリートブロックの隅に置いた。さっきほど明るくなったのだが、明るくなっているのはその隅だけであった。
でもまだまだクスクスはこない。私達が着てから1時間は過ぎてる。やっぱりさっきのお茶菓子は朝食で、ひょっとして昼食になるまで時間がかかのかしら。
私は彼らの話す言葉が全然判らないので、失礼して毛布の上でごろんとなって流れ星を数える事にした。
透き通った空に星は大きい星から小さい星までざっと500個ぐらい見えた。さて、流れ星を数えようかなあと思ったら、今日は調子がよく直ぐに1個目が見えた。すーっと縦に上から下に約5cmほど白い線を引いた。流れ星を見るとむっちゃ幸せな気分になる。5分ほどニタニタしながら星を見ていた。そして退屈になったから寝る事にした。
暫くたって、クスクスがやってきた。みんな静かに黙々と食べる。でもさっきのパンとミルクコーヒとうたた寝とで空腹感がなくなってしまって、すぐにお腹が一杯になってしまった。
食べ終わると同時に私達はおじさんにお礼を言って帰る事に。
ここの家のすぐ横に電柱があって、そこから電気を引くのに3000ディランもするという。全く政府の税金泥棒。なんでまたそんな高い金額を付けるんだろう!
帰りの道でモロッコ君が「僕たちの商売が旨く行ったらおじさんの家に電気をつけてあげよう。」と言った。
空にはダイヤモンドみたいにでっかい星とクッキリ三日月が見えた。
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by keibunkin | 2008-09-07 01:40 | モロッコ