モロッコでの生活、ほんで商売?


by keibunkin

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ドイツの空は雨ばっかり

昨日天気予報で晴れと出ていたので私達はまだ暗い朝7時に起きて支度をし、自転車を地下から出して家を出た所、「雨降ってるやん」。ヨークは「雨なんて大丈夫。服着てるやん」というものの、私は雨の中の自転車がいやや。
なので、家に帰ることにした。
ヨークも仕方なく私と一緒に帰る事にした。

で、何をすることもなく1日ぼーっとしてた。

午後あまりにも暇になったので、2人で卓球をしに行った。
それがまたおもんない。私は脚が悪いっちゅうのに、ヨークはごっつい真剣で変化球を打ってくる。ぜんぜんやる気がなくなった。

その後イタリアから来たサーカスを見に行く予定になっていた。
卓球を1時間で終え、恒例の男女すっぽんぼんサウナに入り、ゆっくり髪の毛を乾かしていたらあっという間に1時間たっていた。もう夕食を食べる時間がない。

ヨークは適当に買ってサーカスの中で食べたらいい、と言ったのものの、私は絶対いややった。
もう毎日パンとソーセージの食生活に飽き飽きしていたもん。
何がなんでもアジア料理が食べたい。

路上、タイ料理屋を発見。

駆け足で入り、メニューもみずに注文。
「ソムタムとカレー」。

来た料理を一気食い。

うまい!

味わって食べてる暇はない。

でもピーナツがたくさん入ってるから、飲み込むわけにもいけへん。噛んで噛んで顎が疲れるほど一気食いや。

やっとのことで食べ終わり、タクシーにのってサーカス会場に。場所はオクトーバフェストが毎年開催されているテリージアンビズ。至るとこにテントが貼ってあって、どこがどこかわからん。少し迷った後漸く会場に入った。

でも、その会場、サーカスというにはカナリ小さい舞台。舞台の上には男の人が3人。イタリア語でベラベラ喋って、その横でドイツ語通訳のおじさんが立っている。

2時間の公演の4分の3寝てしまった。内容は超つまらなく、生卵を投げたり、皿をわったり、ぬいぐるみをノコギリで切ったり。ぜんぜんサーカスではなく昔のコント赤信号ののりやった。

ああー、つまんない。ヨークはこんなんに50ユーロ払ったと後悔していた。

でも、会場に居たイタリア人は本間に笑っていた。腹を抱えて笑っていた。

一方、ドイツ人はずーっと素面やった。さっすがドイツ人、なかなか笑わないのがにくいね。

あーあ、明日は何をしようかな。

でも
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by keibunkin | 2008-12-22 06:59 | ミュンヘン

ミュンヘンに一時帰国

ワルザザートに毎日ぼーっとしてるのもなんやからミュンヘンに一時帰国。
冬はローシーズンでディスカウントエアラインがあまり飛んでない。なのでワルザザートからバスで7時間揺られアガディアに一旦行き、そこからミュンヘン行きの直行便に乗る事になった。

飛行場のスタッフと一悶着。you always make a problem!なんて聞き捨てならぬ言葉を言われて黙って引き下がる訳にはいかない。ワイワイガヤガヤと言い合いになったが、搭乗時間ギリギリだったので続きはまた今度となった。コントローラのおっさんに「今度来るときまで絶対覚えておいてよ」と行って飛行機に乗った私。飛行機に乗った後もなんかムカムカ気分がすっきりしなかった。

4時間後、ドイツミュンヘンに到着。夜遅く着いたので、とりあえず寝る事に。

時差は1時間ぽっち。朝8時には目が覚めたが隣のヨークはグースカまだ寝てる。
暫くして起きてきて朝ご飯を買いに行ってくれた。

久しぶりのドイツでの朝食。パン、チーズ、ヨーグルト、卵、バター、フルーツ、コーヒなどなどテーブルの上に満載。とりあえずあるもん全部並べるのが好きなヨーク。

それから今日1日何をするか、2人でぶつぶつ考える。結局、家の近所のプールに行く事になった。

私は外の寒さを考えてダウンジャケットの上に更に分厚いフリースのジャケットを着る。まるで相撲取りや。まあこれで10分は外であるけるなあ。寒さに本間に弱い私。

ドイツのプール。ここは前に着た事がある。2回目や。入り口入って更衣室に。更衣室といっても男も女も同じ部屋。ロッカーの前に立つ私の横では既におっちゃんがフルチンで立っている。

私はスッポンポンになってプールに。プールといってもサウナが周りにたくさんある。戸をあけるとやっぱりみんなスッポンポン。

若いカップルも年老いた人達もみんな自然の状態。

はあ、やっとドイツも戻ってきたって感じ。

その後、クリスマスマーケットに。
久しぶりの豚肉と大きい串刺しを2本ぺろり。甘くて暖かいグリュウワインも2杯一気飲み。
お腹は空いていなかったけど、日本食屋「庄屋」の看板を目にし急に寿司かうどんが食べたくなる。

結局海鮮丼とお味噌汁を注文してしまった。

お陰でお腹がはち切れそうや。

これは消化するまで時間がかかりそう。さっきからゲップだらけや。

明日は自転車だ。
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by keibunkin | 2008-12-21 08:47
マキちゃん、モロッコ君とレストランでご飯を食べに行ったときの事。
隣のテーブルに5−6人のグループが座りはった。一人は黒人。
愛想のいいモロッコ君は誰にでも声をかける気質。案の定、ペラペラとフランス語で話し始めた。
彼はカメロン人だ。モロッコシネマ(映画を撮影するところ。別名モリウッド)でテレビの撮影に来ているそうだ。

私とマキちゃんは横でその会話を聞いていた。

番組の名前はナショナルグラフィック。モロッコ君は私に「ナショナルグラフィック」って知ってる?と聞いてきた。ナショナルグラフィックって、あーた、有名よ。アメリカンアイドルなんかとは違う内容の濃い教育番組なんだから、と説明したけど、あんまりモロッコ君には理解できなったみたい。

でそのカメロンから来た人が英語に切り替えてマキちゃんと私達を会話にいれてくれた。聞くと人間の進化について番組を作ってるそうだ。

で、私達にテレビにでないかと声をかけてきた。マキちゃんと私は、その人間の最初の人種に似ていると。

それって、原始人?

2人とも爆笑。モロッコ人よりも私達のほうが原始人に似てるの?
それって、お世辞にとっていいのか、侮辱にとっていいのか微妙やん。

でも毎日暇をしている私達、もちろんエキストラとして原始人になる誘いにバリバリ乗り気になったのだ。

連絡先を残して返事を待つ事になった。

2日たった。
翌日はマキちゃんがロンドンに帰る日だった。もし原始人になるんだったら日にちを延ばすと言っていたんだけど、残念ながらカメルーンの彼から連絡がなかった。

マキちゃんが帰ってから2日後、なんとカメールンの彼から連絡があり、翌日撮影されることが決まったのだ。
残念な、マキちゃん。原始人になれるチャンスを逃してしまった。

かくて私は原始人に扮してかの有名なナショナルジオグラフィックに出演することになった。

午後3時に近くのホテルで集合し、そこからバンで約10分行った所のワルザザートシネマスタジオに移動。入り口は立派だけど、中は全然たいしたことがないスタジオ。
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まずは衣装のフィッティング。あるのは羊の皮とウサギの皮。だけ?
羊の皮を前後ろに合わせ、脚に巻き、縫い糸が見えないように張り合わせる。
原始人かと思いきや、私の扮装するのはなんとエスキモー人だった。
私の他にもたくさんモロッコ人が見ると少し違う動物の皮を使っている。
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なんと、アジア系、アフリカン系、アメリカン系とエスキモーと別れていて、今回の撮影は民族大移動といった各人種が豊地を求めてさまようシーンを撮るらしい。

よく見ると彼らモロッコ人が扮する昔の人はむっちゃええ感じで味がでている。まるで本物みたいだ。髪はボロボロ、歯はボロボロ、皮膚はボロボロ、なるほどナショナルジオグラフィックがわざわざここモロッコを選んで撮影に来た訳がわかるような気がする。
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撮影は夜11時まで続き、度重なる停電のお陰で途中で終了となった。監督さんは困った顔をしていたがスタッフと我々エキストラの人はやっと帰れるともちろん喜んでいた。

1日働いてなんと500ディラン(500香港ドル)貰った。

モロッコにいて初めてのギャラや。
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by keibunkin | 2008-12-08 15:39 | モロッコ

消えたシャンペン

さてと。
怠慢こいて長い間ブログを書いていない。当然の事ながら各題材はたくさんある。
モロッコにいて、周りはなにもおこっていないように見えるのだが私の周りにはその何もおこってない事がたくさんの驚きにつながる。

マキちゃんが遊びにきてくれた。妊娠6ヶ月にもかかわらずロンドンからお越しいただいた。
「モロッコにきて本当に大丈夫?マキちゃんじゃなくてお腹のベイビーが心配なんだけど?」
と言う問いに彼女は「平気平気」と約10日間の滞在をしてくれた。

私のアパート、着てもらっても良いんだけど、全然快適じゃないのよ。

モロッコ、常夏の国だと思っていたら、なんと冬があった。
それも寒い冬。

暖房設備がないので、電気ストープを買った。
余分に毛布を3枚もモロッコ君が買ってくれた。

さて、マキちゃん到着。とりあえず我が家で1泊してもらい、あかんかったらホテルに移る事にしてもらう。

1泊後、やっぱり私達はホテルに移ることになった。

そうよねえ。暖房設備も乏しいし、シャワーもぜんぜん熱くないし。ハマン(銭湯)があるといえ、いつでも浴びれる熱いシャワー必要よね。

マキちゃんがホテルに行こうっていってくれて、内心私はとてもホッとした。もちろん妊婦さんの安全が優先だけど、実は私もホテルに移りたかったのだ。暗いコンクリートの打ちっぱなしのアパートはリビングにいても重い毛布にくるまっていないと背中がぞくぞくするぐらい寒い。その上毎晩誰かがやってきて雑魚寝状態になっていた。毎日こういう状態が続くと私とて段々ストレスが溜まってきた。とりあえず、私も快適ホテルに引っ越しだ!

モロッコ君に大家(ザッカリアのお母さん)に月末で家を出る事を伝えてもらい、ちゃんとオーケーももらった。

でも、少しながら我が家には家具があった。ソファベッド、キッチンセット、ヒーター、テレビ、サテライトアンテナなどなど。ホテルに置くわけにもいかないので、暫くアパートに置けないかと大家サンに聞いてもらった所、「大丈夫」とやさしくオーケーしてくれた。

11月末にホテルに移った。快適快適。日差しが入る大きな窓に、エアコン、白いコットンベッドシートに熱いシャワー。申し分ない生活じゃ。

マキちゃんもお腹のベビーちゃんも暖かくして寝る事ができる。

3日後、モロッコ君がどこからかトラックを借りてきて家具をアパートから出した。オフィスの横に空き部屋があって、そこに家具を置かしてもらうことになった。午前中、ザッカリヤが手伝ってくれて家具を搬入してくれた。

しかし、午後での出来事。

モロッコ君の様子が何時もと違う。
聞くと、午後もう一度アパートに戻ってみると、既にアパートの鍵は変えられていたそうな。

大家サンに聞くと、さっそく鍵を変えたそうな。ここまでは普通の話。
で、
モロッコ君がまだ残してある家具(テレビ、サテライトアンテナ、ガスヒータなど)のことをいうと、それらは我々のものだと大家サンがいう。

「はあ?」

飽きれて何もいえなかったそうな。
これまで毎日まるで家族のようしに接してくれた大家さんファミリー。一旦家を出てしまうとまるで赤の他人。他人どころか盗人となってしまった。

「信じられへん。」

私としてはテレビや家具にはまったく未練がないので、そんなに欲しかったらくれてやる、と思ったが、ふと気づいたのは

「あっ、マキちゃんがロンドンから持ってきてくれた開店祝いのシャンペンがまだキャビネットの中にある。」

他の物はなくなってもいいけど、せっかくのシャンペン、ぜったい返してもらいたい!と大家サンの所に話しにいった。

マキちゃんもついてきてくれた。

大家サンのおばちゃん、もちろん私の言葉は全然通じていないが手取り足取りのジェスチャーで十分わかってくれてるはず。最初は戸は開けないと言ったが、私が自分の物「本など」というと嫌々ながらドアを開けてくれた。

さっそくキャビネットの中に手を入れてシャンペンを探ってみた所、「ない。シャンペンがない」。
ザッカリヤが通訳してくれキャビネットのシャンペンはどこ?と聞いた所、私は見た事もないと返事が返ってきた。

「なんや、なんや、モロッコ人てみんなええひとやと思ったら、大きな間違いやったん?」と私は失望が峠に達して感情がなくなってしまった。

「信じられへん」の連発。「誰じゃ、シャンペンを持っていたのは?」

モスレム人は酒を飲まない筈。大家ファミリーはザッカリヤを除いてみんな酒は飲まない。
最初、もちろんザッカリヤを疑ったが証拠がないもんはなんともいえない。親父が持って行ったならぜったいゴミ箱に捨てられる筈。

もったいない!

頼むからお金払うのでシャンペン返してと言いたい所だが、みんな知らないというからどうしようもない。

まったく。

一見お人好しに見えた大家ファミリーだったけど、とにかく今回の件で縁が切れてくれた事に逆に感謝しようではないか。

人は見かけによらない。世の中いろんな人がいるもんだ。
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by keibunkin | 2008-12-04 04:11 | モロッコ