モロッコでの生活、ほんで商売?


by keibunkin

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内装工事開始!

マラケッシュのアパートの鍵をもらって約1週間、毎日雨の日も、風に日もここやあそこと
工事費用の見積に駆け回っていました。

2・3の内装工事全般を受け持つトータルコーディネイト会社より見積をもらったり、
また各々の材料費(ペンキやセメント)について、お店に言って値段を聞いたり、とにかく
情報収集に徹底しました。

「君はモロッコ人と同じ費用にしてあげる」と言われながらも、
見積書の合計金額はどれも8万Dh強。ほんまかいな?

「高いなあ!賃貸のアパートにこんなお金をかけてどうするの?」
と毎度のことながら、飽きれてしまいます。

まあ、性格やからしゃーない。

とにかく内装業者に頼むよりも、やっぱり自分でワーカーを見つけて働いてもらったほうがかなり安いので、そうする事にしました。

今回はモロッコ君がいないので(彼はワルザザートよ)、自分で無茶苦茶なフレンチ&アラビア語を使っての交渉+監督となります。

先ずはキッチンの改装です。

とにかく今あるタイルが気に入らないので全部剥がす。それからついでにキッチンも変える。

見つけた左官屋さんは日当120Dh。
「おっさん、高いやないけえ。日当70Dhが相場やでえ。」
というと、「わしの仕事は他のおっさんと比べて丁寧でちゃんとしてるんや。」

まあ、だいたいはそんな返事が返ってくるんだが、
とにかく印象が大事。
時間をまもる。ごちゃごちゃと言い訳をしない。歯が奇麗。というのが私がここモロッコで人を判断する条件なので、少しは高いけど、まあキッチンからやってもらうことにしました。

内装工事業者から80,000Dhの費用がきたけど、全部でその半分の40,000Dhで押さえられる様がんばってみまっさ。

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by keibunkin | 2010-02-28 19:22 | モロッコ
朝早くワルザザートを出てマラケッシュに8時に到着したモロッコ君。

待ち合わせの時間に30分送れて来た事で既に喧嘩をしている私。

書類を渡してモロッコ君はカサブランカに行くという。
「その前に電話して、本当に小切手がくれるか確かめたら?」

案の定、小切手はくれないという。
モロッコ君はサロワに会いに行くという。

「電話してサロワが着ているかどうか確かめたら?」
案の定、彼女はいなかった。

モロッコ君は取りあえず言って、サロワのボスに掛け合うと言った。
サロワのボスなんて、見た事がないわ。

2人で車に乗った。車の中には誰かが座っていた。モロッコ人の男性である。
モロッコ君に誰?ってきくと友人だと言った。まるで埃か空気のような存在である。

保険会社に着くと駐車場にボスの車を見つけたとモロッコ君は言った。
私は下で待っていると言った。埃のような男と2人下の埃のようなカフェでコーラを飲んで待っていた。
私はその間インテリア雑誌を呼んだり、近所の売店で金槌やら巻き尺やら内装用の道具を買っていたけど、
埃のような男は座ったままなにもせずにタバコを吸っていた。

約半時間後、モロッコ君が降りて来た。
「で?」
「ボスと話をした。」
「で?」
「2週間後に小切手をくれるって。」

発狂!
というよりも、涙です。

モロッコ君は「どうして、君はいつもハッピーではないんだ?話題を変えようよ。」
と言って、2cm角の肉の串刺しをオーダーしていた。
「君も食べようよ。今日は心臓が美味しいんだって。君が食べたくないんだったら僕も食べないよ。」

と涙を出しながら発狂している私を埃のような男はきょとんと見ていた。

その時、
キーーーーーガッシャンという大きな音。周りの人は両手を顔の横に上げてワチャーというジェスチャー。
どうせまた車が急ブレーキを掛けて道路脇の何かに打っ付けたんだなあと私は背面に振り返った。

大きなトラックが泊まっていて、その下に男が横たわっていた。

NO! と叫ぶ私。

早く警察に電話してとモロッコ君に電話を渡した。
既に人の固まりが出来ていて渋滞になっている。
警察の番号は19番なんだって。
でもかれこれ10分以上も掛けているのに誰も電話にでない。

モロッコ君に私達は車があるから私達の車で病院に運んであげましょうよ。
モロッコ君:「警察が来るまで誰も触ってはいけないんだよ。」
でも彼は死にかけてるのよ!
モロッコ君はそんなことよりもお腹が空いているので頼んだ心臓の串刺しをパンに挟みながらムシャクシャ喰っている。

モロッコでは人間が犬のように死んで行く。
昨日道で引かれたばっかりの犬を見たばっかりの私は今日ひかれた男が昨日の犬とダブって見えて仕方ない。

その日、道で殴り合いの喧嘩を2回見た。

もう慣れっこになった私は他のモロッコ人と同じ只の傍観者の一人だ。

私もいつか犬のように死んでいくのだろうか?
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by keibunkin | 2010-02-28 17:33 | モロッコ
必死こいて、昨日価格表をちゃんと送っておいたから、今日は朝には書類ができていると普通なら思うでしょうが、ここはモロッコ、本間イチイチ確かめへんといきません。

まずは検察官トランバーティのオフィスに朝9時に行く。

「書類はできていますか?」
「価格表が必要なのよ。」
「昨日夕方ファックスしたのですが。」

「ファックス?受け取ってないわ。」
「ちゃんと送っています。保険会社サロワから番号をもらって、ちゃんとここに送ってるわ。」
「うちのファックスは壊れているのよ。」
(はよ、言えよ。最初からファックス貰っていないとかゴチャゴチャいうな! まったく。)

(冷静に)
「大丈夫よ、私はここオリジナルをもってるから、これで書類を作って。何時できあがるかしら?
5時?だめよ。4時半にして。保険会社に5時にはファックスを送っておかないといけないから。
私は4時半にここにくるわ。それまでに書類をつくっておいてね。5時じゃないとダメなの?
なんでもいいから、早くやっておいて。」

4時に来る私。

「彼女はどこに言ったの? 出張? それで私がお願いした書類はどうなってるの?
ええ?カサブランカから送られてくる?それで届いたの?
明日?」

(ええかげんに、せえ!)

「明日、明日ってモロッコは今日と言う言葉がないのかあ!明日着たら、どうせ明日ってお前ら、言うに決まってるわあ!はよカサブランカ電話せえ!」

と私は受付の女の子に発狂し、カサブランカに20回電話させた。
というのは電話しても電話しただけで、肝心の書類の話を一向にしないからだ。
イチイチ電話でカサブランカに何を言うか、何を聞くか、指導しなければならない。

ファックスが壊れているからおくれない?
私は隣のオフィスに行き、そこのファックス番号をもらってきて、カサブランカにこの番号に送るように言った。
「規則で他社のファックスに書類はおくれません。」

普段規則なんてなんにも無いクセにこんなときはへりくつを言ってくる。
ほなEメイルで送ってください。
Eメイルが壊れていると言われる前に私は自分のラップトップを開けて準備万端にして言った。

結局、保険会社のサロワに直接送る事になった。(それなら最初からそうせよと思うのです。)
サロワに電話をしてファックスが受け取ったか確認した。
サロワは貰っていないという。
でもカサブランカは送ったって言ってるの。
サロワ「そいつは大嘘つきだわ。」と嘘つき呼ばわりした。

ほっほっほう、モロッコの女性でも「嘘つき」と言うんだわ。

私も真似をして「あなたは嘘つき」と何回もサロワとカサブランカに電話をして30分後ようやくサロワからファックスをもらったと聞いたのが5時50分。事務所は6時に閉まるの。私は5分で行くと言ってタクシーに飛び乗ったわ。

6時を2分過ぎた時点でまだ1キロほどあったけど、サロワに電話をして「今オフィスの階段のしたよ。だから待っていて」と嘘をついた。

着いたのは6時5分を回っていた。サロワは丁度オフィスを出る所だった。
「この書類をもらったら小切手を貰えるのね?」
「そうよ。直接カサブランカのチューリッヒ保険会社の本社に行ってね。そうすると直ぐに小切手をもらえるから。」
ありがとうと書類をもらってオフィスを出た。もう辺りは薄暗くなっていた。

オフィスの外に出ると他の保険会社のスタッフがいた。会計係のモハメッド。

モハメッドは親切にも「カサブランカに行っても小切手はもらえないよ。」
「でもサロワ、貰えるっていったわ。」
「そんな話はいままで聞いた事がない。」

2人で立ち話をしているとサロワがニコニコしてオフィスを降りて来た。
「サロワ、本当にカサブランカで小切手をもらえるのね?全額でしょう?」
とその時ファックスで送られて来た書類(たぶんさっき私が催促した書類がそれだったのだ)、鮮明度があまりハッキリしない書類上の金額が23000Dhとなっていたのに気がついた。

「サロワ、金額が23000Dhになっているわ。私達が払った修理代は35000Dhよ。どうして全額支払われないの?」

「あなたが急かすからよ。だから言ったでしょう?急がせるとこうなるのよ。」
とニコニコしながら言った。

「?」

誰も何も説明なんかしないモロッコ。
チューリッヒ保険会社はよくこんな商売をしているなあ、本当に訴えたくなったわ。

とにかく、私はカサブランカのチューリッヒ会社に翌日連絡してみることにした。
マラケッシュからカサブランカまで片道5時間もかかるのよ。
全て確認してからじゃないと行かないわ。

話を短くすると、
翌日もちろんカサブランカは小切手をださないといった。
私はサロワに「あなわは嘘つき」言った。
モロッコ君から電話があり、私にこの件から手を引くように言った。
サロワがモロッコ君に私が急がせるから金額も下がるし、小切手もおりないと言った。
サロワはモロッコ君に6日待つように言った。

私は半狂乱の中、モロッコ君に6日にカサブランカに行って小切手を貰ってくる様言った。

6日後、
それは昨日の事であった。
(続く)
(なっがい話やなあ)
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by keibunkin | 2010-02-26 17:32
価格表は直ぐにできるって、さっき電話で確認したのよ。ほんの20分まえの事だわ。私はその為にここまで飛んで来たのよ。モロッコでは何処でも誰でも「明日、明日」って、明日に着てもまた「明日」って言われるの。
モロッコでは誰も仕事なんてしていないわ。

とえっらい剣幕で猛獣がフランス語で話をした。私のフランス語は文法は無茶苦茶、単語も限られている。でも、言いたい事と怒っている勘定はイケメンに伝わった。

冷静なイケメン、無理な物は無理だよ。それがここのルールなんだ。時間がかかるんだよ。

ふざけんナああああああああああ。また面白いフランス語をベラベラ喋っているなあ、と物怖じしないイケメン2人。

すると、天から助けがやってきた。

「マダム、どうされました?何があったんだ、イケメン君?マダムはどうしてこんなに怒っていらっしゃるんだ。」

「トランバーティの価格表がほしいそうなんだが、こうでああで、今すぐに欲しいといってるんです。しかしこうでああで、今すぐにはでないんですよ。」

チャ系のスーツにチャ系のシャツ、ネクタイをパリッと来た埃が付いていない髪にクシが通っている40歳ぐらいの男性が隣に家来らしき人を連れて私の横に立っていた。

「何を、言ってるんだ。直ぐにだしてあげなさい。そんなルールなんてマシモシキ(no problem)」と私の顔を見て小さくウインクをした。

私は女に産まれて来てよかったと思った。それかやっぱりプチ整形のおかげなのかと?
家来は私に「このかたはそうおっしゃっているので、マダム、もうご心配はありません。」と背筋をピンとして言った。

なんでもいいから「ありがとう。本当に助かったわ。ブラボーブラボー。モロッコは素敵な所ね。」と大げさに私は感謝した。とにかく価格表がほしいのよ。

2分で価格表をくれた。
厚かましくも、コピーを2部くださいと言った。
さらに厚かましくも、これをトランバーティにファックスするように言った。

達成感がみなぎって来た私とき、猛獣はもうそこにはいなかったわ。
任務を終えた私。明日この価格表でトランバーティが書類を作ってくれるのを待つだけ。

でも油断は禁物。ストレスと次への至難が待ち構えられているのを知って、私の緊張はなかなか沈まなかった。

タクシーに飛び乗る気にもならず、1人ブツブツいいながら、暫く歩く事にした。身体中まだエネルギーが漲っている。とにかく歩きながら発散することにした。

かれこれ1時間も歩いている。日が暮れて来た。喉も乾いた。薬局の隣に酒屋さんを発見。ワイン1本を購入、そして冷たいビールを開けてと頼んだが、それは出来ない注文なんで栓だけあげて、黒いビニール袋に入れ、買った塩味が利いたクラッカー3個入りと、歩きながら飲んで食べた。

少しは興奮が休まった模様。

もう暫く歩くと見覚えのある道を発見。確かここを曲がるとバーが?
ビンゴ。

ドアの前には用心棒らしき2人が座ってだべっている。
重いドアを開けると、赤い壁、黒いテープル、白いタバコの煙が充満していてて、まだそんなに客はいなかった。

2階に上がるとバーテンダーが私を覚えてくれていて、滿顔の笑みで出向けてくれた。そこでビール2本。摘みがついて32DH。やっと気分が良くなった所で、明日の戦闘に備えて帰るとします。
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by keibunkin | 2010-02-20 18:38 | モロッコ
さて、猛獣になるのを押さえて私は冷静にサロワにいいました。

「一体、誰がペーパーを出してくれるの?」
サロワ:「検察官よ。」
「どうして検察官が出してくれないの?」
サロワ:「そんなの知らないわ。」
「じゃあ、彼に聞いてよ。」
サロワ:「電話をすればいいのかしら。」
「そうよ、電話をして聞いてみて。」

頭が痛くなるような思い。サロワはここでチューリッヒ保険マラケッシュ支店での唯一の保険クレーム処理がかり。年齢は40歳ぐらい。どうみてもベテラン社員に見えるのだが、彼女は本当のここで何の仕事をしているのかしら!

サロワはダイヤルをまわし、受話器を私に渡した。
「サロワ、彼は英語ができるの?』
「できないわ。でもあなたが話をして。」

私は言われるままに受話器をとり、検察官に英語で話をした。
「ワタシハレンタカーカイシャノモノデス。ズット、ペーパーヲマッテイルノデスガ、イマニナッテモ、マダデキテイナイトイワレマシタ。イッタイ、ドウナッテイルノカ、セツメイ、シテホシイワ。]

もちろん相手は私の英語なんてわかっていないの。だったら彼に英語を話そうが、日本語を話そうが、お前の母ちゃんでべそと罵ろうが、違いはなかったのだが、私は理性を維持しつつ、ゆっくりと判り易い単語を使って検察官に説明した。

話し終えると「サロワ、彼は私が何をいっているか、全くわかっていないわ。」とサロワに受話器を渡した。
サロワは受話器をにぎって検察官トランバーティにアラビア語で話をしだした。

私には何を言っているのかわからない。
「私のお客様に説明をしてあげて、どうして書類ができていないの?私のメンツに泥をぬらないで。ちゃんと責任もって仕事をしてくれないとこまるじゃない。」と言ってるようにな思えない。

にっこり白い歯を見せて、
「クレイジーな中国女がまた怒鳴り込んで来たのよ。本当に迷惑だわ。そうなのよ。で、奥様は元気?あらそう。子供は?私の子供もとっても悪戯で手が離せないわ。あらそう?また連絡するわね。いつもお疲れさま。」
と言っているようにしか聞こえなかった。

でも、サロワは説明してくれた。「トランバーティの手元のまだ二つの値段が届いていないのよ。だから書類はできないって言っているわ。」

「サロワ、どうしてそれをもっと早く説明してくれなかったの? 先週から毎日のようにあなたに電話をしているわ。そして何時もあなたは明日にできる、明日に出来る、月曜に出来る、火曜日の朝に出来る、火曜日の午後にできるって約束してくれたじゃないの?なぜもっと早く、その事をいってくれなかったの?」

「トランバーティは昨日、価格表が足りないって事が判明したのよ。私のせいじゃないわ。」

猛獣の私が一瞬耳から飛び出しそうになったけど、人差し指で耳の穴を押さえたわ。

「で、トランバーティは誰からその価格表を待っているの?」

「ヒュンダイよ。」

「じゃあ、ヒュンダイに電話をして。私がその価格表を取りにいくから。」

サロワはヒュンダイに電話をした。また真っ白な歯を見せて、愛想の良い声で話している。
頷いている所を見ると、少なくともポジティブな応答らしい。

私はサロワに聞こえる様小さな声で「その電話に出ている彼の名前をちゃんと聞いてね。」
「聞いてね。」
「聞いてね。」と3回も言っているのに、サロワは電話を切った。

「大丈夫よ。あなたは今すぐにヒュンダイに行って価格表をもらってきなさい。価格表はすぐに用意ができるそうよ。そうよ、いますぐにあなたが行くとその場で価格表がもらえるのよ。」

「でも、誰にその価格表のことを訪ねていけばいいの?どうして彼の名前を聞いてくれなかったの?」

「大丈夫よ。ヒュンダイの誰に話して直ぐに価格表をくれるわ。」

もちろん、そんなのは信じていない。でも時間は既に4時を回っている。急がなければ。

チューリッヒ保険会社をでて、私はタクシーを探した。
ここは都心から離れた辺鄙な場所で、タクシーは見つからなかった。仕方なく、進行方向に歩きながら、10歩歩いては振り向きタクシーを探した。

もう、かれこれ20分は歩いている。私はヒュンダイの場所が以外にもそんなに遠くではない事を教えるビルの特徴を遠くに見つけて、走る事にした。

私は人生はよく、走る。
走る事は健康にはよい。
とにかく、走って身体の中にいる猛獣の気をはらした。

ヒュンダイに到着。
受付や、ショールームのディーラの男の目を無視して、
部品コーナにまっしぐら。

若い男が2人。どちらもイケメンのつらをしている。

「トランバーティから頼まれた価格表があるでしょう?それを取りにきたのよ。」

イケメン2人の1人が「それは明日になるよ。」

猛獣よ、さあ出ておいで。今あなたが活躍するときよ。

(続く)
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by keibunkin | 2010-02-19 18:37 | モロッコ
さて、これはかなり昔々の話です。
去年(2009年)の7月、
貸したレンタカーがエッサウェラで事故にあいました。
お客さんが信号待ちをしていたときに、後ろから別の車にブツケラレタのです。
お客様は借りる時に保険の加入をされなかったので、
私どもは修理費用として10000Dhをお客様からいただきました。

モロッコ君がエッサウェッラに行き、警察に事故の届け出をだし、保険会社に事故の届け出を出し、
弁護士、役所、あちらこちらと約2ヶ月間たらい回しにされ、ようやく事故車をマラケッシュの修理会社におさめ、
保管会社からの修理費用を処理されるもとずっと首を長くしてまっているのです。

現在2010年の2月、いまだに首を長くして待っており、このまま私の首は天までとどくのではないかと思います。

そんなはずがない!
私には所詮そんな長い首も忍耐のニンの字ももってないのよ!

先々週(2週間前)にマラケッシュのチューリッヒ(ZURICH)保険会社に言ってきました。
ここは保険会社かと思われるような、普通のアパートの1室に机3つと今にも崩れそうな本棚があるだけの事務所です。

ここで私の窓口となって応対してくれるが、サロワ。
彼女は英語が少し話せます。

「サロワ、どうなってるの?私はもう待ちこがれて、死にそうだわ。一体何時になったら、保険会社からお金をおりるのかしら? 全ての書類はとっくの昔に提出しているし、車だってもう修理が終ってレンタルを始めたのよ。」

「わかってるわ。後1週間したら全てが終るのよ。車の検察官が請求書を確認したら、それだけよ。それから直ぐに小切手であなたの会社に支払うわ。本当よ。」

「サロワ、そんな話、もう半年も前から毎回同じ事を聞かされているのよ。一体どうなってるの?検察官は何時になったら書類をだしてくれるの?」

「本当にもうすぐよ。」

「信じていいのね?だったら1週間したらまたここに来るから、それまでに絶対書類を用意しておいてね?」

といって、私はワルザザートに帰った。

もちろん、サロワが言った話なんて絶対信用しないわ。モロッコの人って本当に目の前にじっと見張っておかないと全く仕事なんてしないんだから。

私はワルザザートに帰って、2日に一度はサロワに電話をしたわ。
(私が直接電話をせずに、私のスタッフに電話をしてもらっての。アラビア語で)
もちろん、サロワには私はワルザザートに帰ったと言わなかった。
ずっとマラケッシュで待っているということにしたのよ。

「書類はできているの? 約束は今日でしょう?」

「検察官が捕まらないのよ。」
「検察官が後3日かかるっていうわ。」
「金曜日にできるわ。」
「月曜日までまって。」
「オフィスに来て。火曜日の朝10時までに書類は届くわ。」

私はワルザザートからバスに乗って片道5時間もかけて、またマラケッシュに戻って来たの。
そして、もう一度スタッフにサロワに電話をさせて、必ず書類ができている様、念おししてもらったの。

その日はマラケッシュは雨と大風でパインツリーの葉っぱが大揺れに揺れていた。
チューリッヒ保険のオフィスに到着すると、窓がガタガタを大声をだしていた。

「サロワ、書類をちょうだい。私は書類を今あなたから貰って、直ぐにカサブランカにいくのよ。」
「書類はまだないのよ。説明をさせて。」

「あなた、書類は用意できているって、言ったじゃない。私は説明なんか、いらないのよ。
書類だけがほしいの。」

書類がほしいの!とわめきたくなったわ。
でも私はここでは人間として振る舞わないといけないと理性が教えてくれた。
でもここにいると人間を忘れて猛獣になってやって、ここにある潰れそうな本箱や、埃だらけのコンピュータや、
ぐちゃぐちゃに散らばった書類を全てを蹴散らしてやりたいと思うの。

(続く)
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by keibunkin | 2010-02-18 00:09 | モロッコ

バレンタイン

今日はバレンタイン。

1人寂しく酒場でワイン1本あけました。
ああー、久しぶりによっぱらったぞおう!

明日と明後日と後2日でマラケッシュです。

やっぱり私はワルザザートがきらいじゃ。

マラケッシュに行ったら遊ぶぞ!
仕事はバリバリ適当に。

あんまり、働いても私が稼ぐ訳ではないので、やっぱりここはモロッコ君にがんばってもらって。

最近、毎朝嫌な夢ばっかり見ています。
今日の朝は頭の毛が抜けました。
それも加藤ちゃんみたいな抜け方です。

おっさんみたい。
バーコード禿げよ。

もう、こんな夢ばっかり見てるわ。

最近、ストレスばっかり。

今日は星に願いをしました。(雨だったから、星は見えなかったけど)

いつになったらここからでれるのか?
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by keibunkin | 2010-02-15 08:35 | モロッコ

20年ぶりのコンタクト

昨日のことです。

スペインの奥方とスカイプでチャットしていた最中、誰かよりスカイプ通信承認の要望メッセージが飛び込んできました。

「キンさん、元気ですか?」と。

よくある通信承認メッセージ、大概はどこかの誰かさんが恋人または愛人募集で誰彼問わず送ってる迷惑メールだと思っていたのですが、メッセージには「キンさん」と名指しになっていた。

サン付けするのは香港の方かしらと「who are you?」と送ってみた。

私の問いを無視して次には電話を掛けて来た。
無視するべきかと思っけど知人であれば失礼にあたると思い、もう一度「who are you?」と送ってみた。

すると名前がスカイプチャット欄にタイプされ、目が点になってしまった。
誰かのいたずら?

「are you sure?」
と聞いてみる。

「yes, I am.」

その間、電話のコールは鳴ったまま。
早く応答せよと急かしているような。

スペインの奥方に後でコールバックすると言って、おそるおそるマウスを緑ボタンのクリックする。
扉の向こうには何があるの? ゆっくり扉を開けるように「ハロー」と言ってみた。

スピーカの向こうからは遥か20年前に付き合っていた男性の声が聞こえてくる筈だったのだが、
それがその人の声だったのか、私の頭の中にある彼の声の記憶と一致しない。
そんなんではなくて、彼の声なんて覚えていないほどの遠い昔の話よ。

でも次々と出てくる問いは、この男は昔私と付き合っていたんだと確証してくれた。

こんなことってある?

つい最近、人伝いに聞いた話は彼はアイボリーコーストに住んでいて嫁さんも子供もいると聞いたわ。
今、自分の前に昔好きだった男が20年ぶりに現れたんだけど、

「やあー、ヒッさしぶり。元気?」と割り切られない自分。
「なんや、なんや、これってどうなっているの?」とパニクっている自分。
お互い顔をみていいもんかと躊躇する自分。
とにかく言い訳を作って「また今度ね」と切って、ホッとする自分。

皆さんなら、どうされます?

後で送られて来たEメールに「久しぶりに話せてよかった」と、「また連絡するね」と書いて来た彼。
私は防衛策として「毎日楽しくて、幸せな毎日をおくっているわ」と書いたわ。

昔の思い出は昔のままそうっとしておいたほうが
いいのよね。
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by keibunkin | 2010-02-13 19:22 | 香港
私の美顔が噂になっていると知って、
そりゃあ、ちょっと書いとかなあかんなあ、と焦ってしまいました。

まず、やったのは下目袋の膨らみを無くすやつ。
それは結構前やったなあ。

たぶん、2009年10月かなあ。
行ってきました深圳の「南方整形外科」(名前はうる覚えです)。
レーザーかなんかで治療すると、あら不思議、目袋が小さくなると。

それはやったけど、そんなに違いがないなあ、と自分的は思うのであった。

それから年末に日本に帰ったときに、行きましたわ品川整形外科。
ここはなんたって安い!

二重の目が最近目尻より垂れてきて、ほとんど奥二重になりつつあったので、
埋没法というのをやりました。
料金がなんと9800円。
安いんだわ。

無料カウンセリングを受けると、ここは?ここは?と色々やりたいことが増えてくる。
次にお願いしたのは、ヒアルロン酸注射。

これは法令線にブチューと注射をします。
これは一カ所14800円なーり。

そして眉間のボトックス注射。
私、一番気になっていたのはこの眉間の皺より。
いっつも人から「おこっているの?」といわれるネガティブな皺。
実は2年前に一度、ボトックスを一発いれている。
でもその時はぜんぜん効果がないなあと思っていたんだけど、
誰かがヒアルロン酸とボトックスの両方を入れると効果が全然違うと言うではないですか。

なので今回その両方を是非ブチューと入れてみよう。
ボトックスは初回ならば4800円と超安いのだが、2回目は8800円に値上がりします。

もう一つおまけに脇の永久脱毛一回がたったの500円!

これはもうやるっきゃない。

とまあ、年明けそうそう品川整形でやってきましたプチ整形。

で、二重の埋没法とやらは、ごっつい目が腫れた。
まあ、これは最初から言われておったことやから、全然驚きはせえへんかったけど、
まあ、あなた、びっくりしたのはヒアルロン酸。

これはすごいねえ。
法令線、眉間の皺が、あれまあ本間になくなったでえ。
いきなり10、いやいや20は若返ったような。

これは病み付きになるなあ。
そやけど最初は3ヶ月ぐらいしかもたないらしい。
2回目からは6ヶ月は持つと先生はいうとったが。

でも、今日鏡をみたら、「きゃー、眉間にすでに皺ができつつある!」

モロッコのストレスのせいかしら?
まだ1ヶ月しかたっていないというのに、
もう皺ができかけている。

まるで12時前のシンデレラの心境よ。

ということで、次香港に帰ったときは、もう魔法はとけているかもねえ。
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by keibunkin | 2010-02-10 08:06 | 香港

ティネリルのホテル

ワルザザートに戻って来て3日後、久しぶりにティネリルに遠出に行きました。

マラケッシュからワルザザートまでは夜に移動したので殆ど外の景色は見なかったのですが、久しぶりにこうやって荒野の景色を見ると「奇麗だなあ」と思います。
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ティネリルまで車を飛ばして3時間半。その間、ずっとこのような景色。
アリの巣のような村がたまに谷間からみえると、「本間によくこんな所で生活できるなあ」と感心。
遥か遠くに見えるアトラスの頂上は雪が夏まで残っていて、スキー場もあると聞きました。
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で、ティネリルまで来た今回の目的は、モロッコ君からあるホテルのオーナーから連絡がありモロッコ君と私に経営を手伝ってくれないかとの話でした。いままでよくあったこんな話、大抵はお金を投資してくれという貧乏経営の救済みたいな話だったのですが、ここのオーナーは$$を持っているという事で、それなら一度見に行こうと相成りました。やっぱり私はいつも暇してるってことなのかしら。
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見ての通りやぼったいホテルの入り口だったのですが、中に入ると、これがデカイ。
部屋は29室しかないんだけど、プール、レストランが3つ、バーが2つ、カフェが2つと、なかなか$$を持っていそうな感じ。

それなら、プロポーサルを出してみようかしらん。

オーナーと話した所、客の殆どがモロッコ人の飲み客で、娼婦がいたり、暴れだしたりと色々面倒が多く、なんとか外人客を増やして警察とのもめ事を減らしたいというのが本音らしい。

まあ、どないなるかわからへんけど、がんばってみマース。
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by keibunkin | 2010-02-07 04:41 | モロッコ