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モロッコでの生活、ほんで商売?


by keibunkin

いきなり、旅行。バスでワルザザートまで。

次の日、猫と一緒にワルザザートに行きました。

本当はワルザザートから返って来てから猫をもらおうと思っていたのですが、カーペット屋のおじさんの様子では「今すぐ持って行け」だったので、仕方なく大きめのプラスチックケースに空気穴をあけ、バスの旅にでました。

片道5時間。まあ、殆ど寝てるから大丈夫やろうと。

さて、失敗したのは、このプラスチックケース。もちろん穴を開けてるから空気は存分にあるのだが、街を歩いているだけで、中はサウナ状態。

それを私は気付かずバス停まで徒歩30分。最初は日陰でよかったのだが、途中大道路をまたぎ、炎天下の下歩いていると、「にゃー、にゃー」暴れだしたエビスちゃん。

バス停はもうすぐやから、もうちょっと待っとき。
と歩いた者の、それでも必死に出たい様子だったので、途中で蓋を開けて覗いてみると、本人犬のように舌を出して喘いでいる。
「熱いんだ。」
と気付くのは遅かった私、なんと彼女は失禁されている。それも大の方。

ありゃまあ、大変。
その場でティッシュで拭き取り、ゴミ箱がないから道にポイ。
近くにホテルがあるので、ちょっと辛抱!とエビスをケースにもう一回入れて自分の陰にケースをぶら下げ早足に進む。
エビス、自分のものとは言えこのケースの中、超臭いやろうな。臭すぎて、失心せえへんように!

ホテルはクーラーが効いていて超涼しい。コーヒーを注文し、トイレに駆け込み、ケースとエビスを洗う。
この日もエビスはまたしても水浸し。

ウンチは何時したくなるかわからないから、やっぱり長旅は大変やねえ。
反省はちゃんとウンチを済ませてから、行くべしやったわ。

バスの中は熱かった。 窓のガラスは固定されえいて、開け閉めできない。
天井にある小さなハッチ式の窓から辛うじて少し風が入ってくるだけ。

しかし途中バスが故障したのか、路上で半時間止まったまま。陰もなければ窓も開かず、
全席満席でその上何人かは通路に座っている。
みなさん、汗だく状態。

エビスをケースからだすと、きょとんと普通の状態。
どうやら、大丈夫みたい。

そして5時間後、漸くワルザザートに着く。
アパートに放置してあげると、彼女はすかさずソファーベッドの下に隠れ込んだ。

カーペット屋でいつも物陰の後ろにいたせいか、その方が落ち着くんだと思うわ。
その後約一週間もワルザザートに滞在。

鏡を初めて見て、彼女は興奮してた。
背中を高く丸くして、4つの足で同時にぴょんぴょん跳ねていた。

同士だと思っているのでしょう。

ようやく慣れた家ともおさらばして、またマラケッシュに。
帰りは冷房付きのバスに変更。

バスはジグサグの山の中をユラユラと揺れて走った。
私も気持ちが悪くなり、熟睡することに専念。
隣や後ろの座席では「うえー、うえー」吐いている方達がいたみたいですが、
エビスは車酔いにはならかなったみたい。

よい子だわ。
いきなり、旅行。バスでワルザザートまで。_d0109295_2258689.jpg

by keibunkin | 2010-06-29 22:58 | えびす